今日は生後70日目のミニチュアダックスフンド(雄2kg)の
患畜さんが来られました。
見た目は元気ですが、聴診で異常が見られたのでレントゲン撮影と超音波検査装置で心臓の方を調べます。

心エコー検査で、明瞭に大動脈から肺動脈へつながっているモザイクパターンが見られます。

検査の結果、この患畜さんはPDA(動脈管開存症)と
診断しました。
拡張した心陰影(左上)
特徴的な連続性の心雑音と
その形状。
  PDA(動脈管開存症)とは

上図のように、大動脈と肺動脈がつながっ ているため、心不全が起きる先天性の病気で、放置しておくと約2年ほどで、急に悪化して肺水腫で死亡してしまいます。
生後129日目に左第4肋間を切開し、ジャクソン法の変法の術式を用いて動脈開存症の整復を行いました。

手術室には患畜さんが安全に手術を受けられるよう、ベンチレーター、呼吸監視装置、麻酔器等の機器が用意されています。


手術後5年ほど経過している現在、この犬は健在です。